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 電装系

点火系
純正でも状態がよければ問題なく走り、また耐久性も高いので特に交換する必要はないと思います。ただ古い車種で部品の調子が悪くなってきて修理したいが純正部品が生産中止になっている場合は、社外品に交換した方が良いでしょう。
イグニッションコイル等で外観は異常が無くても内部で腐食や接触不良を起こしている場合もあります。また社外品等への交換作業時のミスで接触不良を起こしている物もあります。
雨の日や湿っぽい日に特に調子が悪くなるのは点火系が原因の場合も多いです。
一部のプラグコードやキャップでは内部の作りが悪く、周囲のラジオやコンピュータのノイズや誤作動の原因になったりします。

ポイント点火について
古い車両ではポイント点火を使用している物もあります。
機械的に点火のコントロールをしているので消耗しやすく、定期的な点検・調整が必要になります。
しかし、きちんと整備して接点の隙間や点火時期が正しく設定されていれば、調子よく走ります。
ASウオタニ
日本製で信頼性は高いです。点火マップの切り替えが出来、レブリミッターの設定も出来ます。
イグニッションコイルへのプラグコードの接続が独特で注意が必要です。
車種ごとの設計ですが、本体の取付ステーは付属していないので、別途製作する必要があります。

充電系
古い車両でレギュレーターやレクチファイアが中止になっている場合、発電形式や配線図から比較・検討して、可能なら高年式車の部品を使用し、配線を製作して取り付けます。

ハンドルスイッチ
ヘッドライトが暗かったり、スイッチを操作しても反応が無い時は、分解して内部の接点を洗浄・給油したり、カプラーやギボシの接続部の焼けや錆を修理することで復活する場合もあります。駄目な場合は交換になります。
Z系の左ハンドルスイッチは生産中止ですがW650と外観が似ているので、配線を加工して流用可能です。ウインカーがプッシュキャンセル式になります。
社外品では配線の加工がアバウトで新品でも手直しが必要な物があります。
その他、高年式車の純正流用も可能です。
仕向地や年式、リプロパーツなどによってメインハーネスの配線は違ってくるのでどうしても現物あわせの加工になります。
Z系の純正と最近のカワサキではハザードをONにした時の電気の流れが違うので注意が必要です。
OWスイッチ
ハイスロットルキットに交換する時に昔から使われてきた定番部品です。セルスタータ・ヘッドライト・エンジンキルのスイッチが付いています。
ヤマハ純正部品で、配線を加工して取り付けします。近年では外見はそっくりですが精度の良くない物も出回っており、注意が必要です。

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